金曜日の夜更かし

「先生がからかっていたので、ぼくたちもやりました」

九州で起こったイジメ自殺。いじめてた男子生徒たちの言い分。

根性悪すぎて反吐が出るね。
こういうのがのうのうと生きて、同僚になってたりするんだな。ぁーぁ、まったく…。

イーホームズ社長の発言&行動を巡って、何やら情報発信媒体が混乱してますね。

時事的な問題は大新聞vs.週刊誌でやりあって、そこにTVが追随して適当な情報源をもとにヤンヤと野次を飛ばす、つーのがココ最近の定石だったと思うんですが(時事的なものには興味がないので、浅い認識でスマソ)、そこにネットが乱入するとどんなことになるのか、今回の件は興味深くて目が離せません。

時事的ネタの場合、情報源そのものに出会うというのは報道畑で働いてでもいない限り、あまりないシチュエーションだと思うのですが、今回の場合はネットに情報源(ネタ)そのものが載っちゃったわけで…もう何がなんだか訳が分からん状態。そのネタは本物なのか、どんな意味があるのか、どの程度自分の生活に影響があるのか等々、自分でイチから考えて情報の価値を判断するしかないわけですが、判断する際の参考に情報判断のプロであるマスコミの記事を参考にしようにも、今回の場合は情報を報道する媒体と、報道しない媒体が混在! 情報はガセだから報道しないのか、もしくは訳あって敢えて情報を無視してるのか、そんなところから考えなくちゃならんという面倒臭さぶり。そして徐々に報道され始めたな〜と思ってたら、ネットに当事者による実況と言い分が載っているために、どのように報道した側が素材(情報)を編集したかが丸見えで、つまりは報道する側の意図がスッポンポンで見えすぎて恥ずかしくなってきたり…。リテラシーリテラシー連呼される昨今ですが、本当にリテラシーがないとマズい世の中になったような気がして怖いワ〜。

情報源に近い一部の人以外はリテラシーなんか必要なくて、マスコミとかがフィルターの役割を一手に担って大々的に情報を発信するっていうこれまでのシステムって楽だったよね。既に散々フィルターにかけられた末端の情報に優劣なんてないに等しいから、一部の人以外はみんな等価の情報を持っている横並び状態。その状態だと、損得の差はあんまり出ない。でも今みたいにあらゆるところから情報が発信されて、それもその価値が玉石混交な場合、情報を掴めるか掴めないか、そしてどのような情報を掴むか如何で損したり得したりするわけじゃない? よりよい情報を求めて一部の人だけが競争していたのが、いきなり億単位の人間が一気に競争し始めるんだけら、怖くて当然だよね。

これまでも、情報源を持っている人はガンガン得をしてた。なので今も昔も、情報をいち早く掴む能力がある人は重宝されていますが、最近は誰だって情報を得られる環境になってきちゃったため、今後は掴んだ情報をどう分析評価するのかという能力が、最もクローズアップされるようになるのではないでしょうか(とはいっても、やっぱり情報いち早く得るためには鵜の目鷹の目なので情報収集能力は永遠に特殊能力として重宝されるだろうけど)。でも3番目の「分析評価」の能力は、誰でもちょっと頑張れば磨けるもの。だからこそ磨くことを怠ってると、周囲に大きく水をあけられちゃうと思うのです。ぁー怖い怖い。

で、イーホームズ騒動の件は、どう評価すればよいのですかね? 私としては、情報の正誤は別にして、発信の仕方&行動(つまりプレゼン)が最悪に下手だと思う…。ダメだよ、官邸になんて行っちゃ。

たまには丑三つ時まで起きていたいのがネクラな証拠☆

寝る前にちらっと備忘録。

【最近、びっくりしたこと】
●宝塚を3カ月間で3回も見に行った挙句、内2回はうっかり涙ぐんでしまったこと。そのうえ、その涙ぐんでしまった2公演を見た日の夜にヅカ☆スターが登場する夢まで見てしまったのでした。自分で自分が怖い…。

●「これが才能?!」ってガーンとなるような演奏ってあるんだと痛感したこと。のだめカンタービレ名義のクラシック名曲ザッピングCDに収録されてたラフマニノフ・ピアノ協奏曲第二番がすっかり気に入ってしまい、どうしても通しで聴きたくて改めて全曲集(アシュケナージ×ロンドン交響楽団の70年録音バージョン)を買ったのですが…。衝撃を受けました。のだめザッピング版の演奏とはダンチで、音が違うーーーーっっ!!なんか伝わってくるもんが違うーーーーーっっ!!!!これは技術の差なの?これが才能ってやつなの??!第一楽章の後半部分に至っては、宝塚に引き続き又しても!涙ぐんでしまったのでした。我ながら、どうかしてるよ…。