体育会に入れば良かった(?)

最近、スポーツ少年モノにぐっとくることが多い。

以前紹介した漫画『大きく振りかぶって』(ひぐちアサ講談社)に加えて最近はまってるのが、児童小説『バッテリー』(あさのあつこ角川書店)。

おおきく振りかぶって (1)

おおきく振りかぶって (1)

バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)

「ぁぁ〜〜〜、私、スポーツに打ち込んでればよかった!!」と無茶なことを思ったり、自分に息子が産まれたら野球部に入れようかと半ば本気で思ってしまったぐらい、ゾクゾクきました。特に『バッテリー』に関しては、萌えました。「なんだよ、この微妙なBL表現はっ!!」みたいな。ぁ、こんな感想を読んで引かないで! そんなもんは適当な読者サービスであって、根幹はしっかりした物語が展開するので非常に読みでがあるのよっ。

中学生入学当初の戸惑い、新しい教科書、新しい制服、新しい教室、部活動、先輩、校舎と校庭の風景…etc. 読みながら、自分の中学生時代が鮮明に思い出されました。ついでに風の匂いとか季節の移り変わりまで。完全に「心は中学生」に逆戻り。読んでいる間中、少年たちがキラキラまぶしくて仕方なかった…。当時、大人たちに感じた反発心も思い出され、そしてあの頃抱いていた反発心は未だ生きていて解消されていないこととかにも思い当たり。思うところ満載な小説でござんした。

ところで全然関係ないけど、スポーツに打ち込んで勝負を追う少年たちに敏感に反応するようになってたせいか、今日の安藤美姫浅田真央の頑張りにもつい感じ入ってしまった。特に安藤選手の成長ぶりがまぶしすぎる。オリンピックの頃は「なんじゃこの甘ったれは」って感じだったのに、最近は受け答えがえらいしっかりしてきて「大人になったな〜」と感心していたのだけど、今回の世界選手権のメイク(特に眉毛)が非常にナチュラルに戻ったのを見て「安藤選手という人は、人の意見を聞く耳がある人なんだな」としみじみ思いました。それにしてもベストを尽くして戦う少年少女って、どうしてこんなにまぶしいの〜っ。これって私が完全におばさん目線になったっちゅーことなのかしら〜〜〜。