職場の人間関係
私は28にして3つめの職場にいる。
「渡世の水は苦ったぜ…」などと心で嘯き、表で笑い、失業保険の仕組みもすっかり知り尽くして今では苦みばしった味(?)を出している私ですが、つい1年前まではピュアピュアでキラキラでした。思ったことは全部顔に出、言いたいことは言い、他人に親切にする代わりに自分も親切さを求めていました。が、しかし。『職場は仕事をする場であって、仲良くする場ではない』『仕事を円滑に進めるための“親しさ”こそ大切』という「仕事憲法第一条」を真に理解するに至って開眼。「これを“小悟”っていうの?(※)」なんて、すっかり安定感あふれるOLライフを謳歌している、のですがー。がー!
3つめの職場の直接の同僚や上司(計2名)は何というか…、「距離」を近く近くに持とうとする人たちなんですよねー。まだ小悟したての私から見ても「いかがなものか」認定。私の目から見ると、関係性の距離が近すぎるつまりはプライベートと仕事がないまぜになっているせいで職場で感情的に怒ったり、号泣したりするトラブルを起こしているように見えるのですが、全然そこらへんを改善しようとは思わないみたいなんです。そのうえ、親しいように見せかけて、近すぎず遠すぎずの距離を保つために必要な「忌憚なさ」はすっぽり抜けてて、妙なところで“遠慮”するのです。だから、ある一定の距離まで近づかない人には壁ができる。
私は他人行儀な関係も、べったり癒着した関係も職場では遠慮したい。冷静で爽やかに開けた関係がいい。英語でいうと、オープンかつフラットでフェアな関係? まあ難しいんだけど〜…。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/01/05
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