専業主婦の労働を年収換算

申し訳ないけど、
ニュースにあったように「専業主婦の労働を年収に換算すると1500万円」とは、とても思えない。
だとしたら「私・俺、年収2000万円はいってて当然では?」という人はゴマンといるよ。ほんと申し訳ないけど、ふざけるのも大概にしてほしい。

妥当に考えて、子持ちの主婦の労働を年収換算したら700万ぐらいだと思います。それから忘れてならないのは、主婦の労働は他人のためだけではなく自分のためでもあること。子供の世話もハウスキーピングも、すべて自分の子供の世話であり自分の家のハウスキーピングでもあるわけで、責任の重さ(他人の子供や家を世話するのとは訳が違う)、家に帰ってからの労働がない点(普通の働き人、特に女の働き人は家に帰ったら自分家のハウスキーピングもしますからね)を鑑みると、そもそも外で働いている人と同じように年収換算できる類の仕事じゃないと思うわけですよ。

というか、専業主婦の労働を外で働いている人の概念に置き換えないと専業主婦の労働実態を実感できない、という人間のほうが感覚狂ってるって思うのですよ。さらにいうと、ニュース元のアメリカではどうなのかしらんが、日本社会の場合、専業主婦を一括りにできるほど日本社会は単純じゃないから難しいですよね。私の母親の世代(50〜60代)の専業主婦と20〜30代の専業主婦を一緒くたにできるわけがないですわいね。社会情勢が違いすぎます。

うちの母は専業主婦で、そのうえプライド高いし原理主義者だから、せっかく始めた語学スクールの事務系の仕事も嫌になっちゃって辞めたような人間で、さながら在家尼僧みたいな人物だが、彼女の存在を年収に換算することなんてできないっつーの。替えがない存在なんだっつーの。なんでもかんでも金に換算しないと物事の価値が判断できないなんて、病気だね。アメリカが病気なのはもう周知の事実だけど、日本もそうなっちゃいそうな予感がムンムン!

もうさー、「金」という単位自体が案外、男性原理そのものなんじゃないの??いっそのこと江戸時代の国力を米の収益高「石」で換算したように、金に代わる新しい換算単位を考えだしちゃったら??>フェミ。ぁその際、換算単位は「愛」というのは大却下で夜露死苦