必要経費が年齢と共に上昇

●唇
 昨秋、あまりに唇がバリバリになり血まで滲む事態に発展し焦りました。これまでしてきたように、「ウオーターインリップ」(資生堂/約400円)を小まめに塗っていたのにも関わらず、とにかく荒れる荒れる! はじめは自身の塗り忘れを疑い、1時間に1回はリップ塗りを励行するも一向に改善せず、ついに地元のドラッグストアで最も高値のリップを購入するに至ったのでした。
 購入したのは「モアリップ」(資生堂/約1,200円)。そうです、医薬部外品ではなく医薬品デス!!(塗り初めの際には、あまりに唇が荒れていたため沁みました……)さらには、一分一秒でも潤いを逃す機会をつくらないよう風呂上り用に「ヴァセリン ペトロリュームジェリー リップレギュラー」(ユニリーバ・ジャパン/約300円)をべっとり塗布。あまりにベトベトしてるので日中はつけられませんが、かなりのラッピング効果を得ることができました☆
 結論として、以上のような努力を重ねた結果、冬真っ盛りにも関わらず現在は一切唇が荒れておりません。つまり、リップの性能がもろに反映されたわけですね。変更前と変更後の差額は、約1,100円でした。うー…。

●髪
 パーマのみで染めていないため、ピチピチだった私の髪。それが今冬、突然ぱっさぱさになってしまいました……!! がーん。もともと毛先がまとまらない髪質なのですが、「大島椿 ツバキ油」(大島椿/約1,400円)をトリートメントとして塗れた髪に塗布することで悩みなしの髪を維持しておりました。それなのに今冬、毛先がまとまらないとかいうレベルじゃなく、突然、枝毛切れ毛が大発生。外目にはダメージがないように見えるようで、問題ないといえば問題ないものの、こんなの自分自身が許せん!!
 というわけで、いろいろ考えた結果、シャンプー・コンディショナーが悪いんじゃないかと思い至り、刷新することにしました。もとは「宮沢りえカワイー」とか適当な理由で「fino」(資生堂/約300円)を使ってたのを、「SALA」シリーズの「ディープモイスチャー」(カネボウ/各約1,200円)に変更。ディープですよ、ディープ。かてて加えて、トリートメントパックの導入も決意。同シリーズの「パーフェクト ヘアマスク」(カネボウ/約1,200円)を購入したのでした。
 差額、3,000円…。痛い出費でしたが、効果はテキメンでございました。ああ…指通りなめらか〜しっとり…☆


 以上の結果を通して得た結論は。「金なんですか、金なんですね?」。

 合計差額は実に、4,100円だ! でもその効果に私はある決意をしました。そうです、基礎化粧品も思い切って高いモノを買おうと決意したんです。オトナの階段のぼるのよ、と決意したんです。これまで私はお肌の乾燥とは無縁の人間でした。むしろ油取り紙を手放せないようなテカテカ娘でした。それなのに、最近、乾燥を、感じるようになったんです……!! 昨年は加湿器を買っただけで済んだけど、今年は加湿器ではごまかせない乾燥を感じるようになり、いよいよお肌が、確実に、ある曲がり角を曲がったことを実感しました。
 というわけで、いろいろいろいろ悩んだ末に「ヘレナ ルビンスタイン」の「ライフ リチュアル ファーミング ローション」(ヘレナ ルビンスタイン/6,300円)をセレクト。さらにはカウンターの販売員さんに「乳液つけてないんですか!?」と叱られ乳液も購入(「ライフ リチュアル ナリッシング エマルジョン」7,875円)。海外モノ特有のきつい匂いを覚悟していたら、なんか最近リニューアルしたとかでとってもよい薫り☆つかそんなことより、ああ〜肌が潤うぅぅぅ…。
 差額は衝撃の11,025円……。痛い、痛いよ。でも確実に効果はあがってる気がするよ。少なくとも乾燥の自覚症状がぐっと減りました。

 まあ、年齢とともに自分のメンテナンス代がアップするのはいたしかたないんでしょうが、それにしてもしかし、計15,125円。27歳から28歳への加齢1歳がこんなにも高くつくとは…。これまで私が手を抜きすぎてたのかしら。みんなはどうなのかしら…。あー、私もオトナになったなあー。