Gが来た。

干したタオルを洗面所の棚に仕舞おうとして引き出しをあけたら、その手前で飛びすさる黒い影。そうです、ヤツです、ヤツでした!!!

私が「…はっ…」と息を飲んでいる隙にヤツは風呂場へ。それを見て私は慌てて泡ハイターを取りに台所へ。ヤツはまだまだ未熟な若造だったのか、私が風呂場に戻ってもまだ同じ場所にいやがった。果敢に泡泡泡の攻撃を仕掛けるが、敵もさるもの、ひたすら逃げる。そのうえ、もう半ば目をつむって攻撃してたので、ヤツを一瞬見失う! 「嗚呼っ、ヤツはどこ!?」と思ったら左足に違和感。ぎゃーーーーーっ!!! ヤツめ、あろうことか私の足をはいのぼりやがった!! 脚をぶんぶん振り回すdiamondwater軍曹、ヤツは俊敏に飛びすさる! そしてまるで計算し尽くしたかのように、コンセントの差込口へ逃亡っ。泡ハイターなんてかけたらショートしてしまう…と、慌てて別の武器を探して軍曹がキョロキョロした隙にまたしてもヤツは逃亡。いない…どこへいった…でも見つけられても、武器の泡ハイターは残量が少ない…嗚呼どうすれば…どうすれば…と悶々としていたところ、ヤツは天井にまた姿を現した! その黒い体で真っ白な天井に現れるとは愚かなり!! 軍曹は泡ハイターを投げ捨て、キッチンマジックリンを本能で手に掴んだ! そしてすかさず5回、6回と長距離攻撃! ついにヤツを地上に引き摺り下ろしたっ!! でもでも動きがほぼ止まったヤツをどうやってしとめれば? 武器がない…。そこでたまたま目に入ったのがMさんが軍曹家においていった「週刊アスキー」であった。「わーっ」と叫びながらをヤツの真上から「週刊アスキー」を投下する軍曹……!! ……っ!!!

……diamondwater軍曹は無事、任務を果たしたのであった――。

しかし、久々のGの出現にかなり動揺して、ヤツの撃退法をググったら、かなりヤバイYoutube画像がヒットしました…。その名も「ゴキブリの大群」。見ちゃった……。嗚呼! 嗚呼! 嗚呼!!! 仙台に帰りたいっ! 北のゴキブリはこんなんじゃないっ!!! えーん!