さよなら、スター
実は、今日は宝塚歌劇団、花組トップスター・春野寿美礼さんが退団する日でした。私を舞台の世界に引きずり込んだ、まさにスター（星）です。
別件で死んだような気分になっていたため、１日ずっと何をするでもなくボーッと臥せっていたので、寸前まで行くか否か迷いましたが、やっぱり行ってきました！日比谷へ！！！ 宝塚のトップスターさんが卒業する最後の日は、公演を終えた後、劇場から出て去っていくのを大勢のファンが見送るのです。いつもはファンクラブの人たちだけなのですが、この日は特別。今日も、歩道を人が通り抜けられないほどギュウギュウに人が集まっていました。
そのなかにまじってなんだか見ず知らずの隣り合った人と声を掛け合ったり、後ろの人がそのスターさんの思い出話をするのに聞き入って思わず頷いたり。あっという間に40分たち、遂にご本人登場。温かく大きな拍手、次々かかる心のこもった掛け声、一斉に焚かれるフラッシュ――。
袴姿に大きな胡蝶蘭を持って静かな笑顔で手をふる姿にしみじみとしました。チラリチラリとしか見えなかったけど、本当に綺麗な人でとても爽やかな風を残して去っていきました。特別美形なわけでもないのに、なんなんでしょうねえ、あの綺麗な空気。不思議。
で。お互い今日行くことを確認し合っていた会社の先輩と合流して冷え切った身体を温めるべくお茶＆夕飯へ。私の世にも稀な酷い別れ話を織り交ぜつつ、ヅカ談義に花が咲き、とにかく癒された４時間でございました。ほんと、心が少し軽くなった。行って良かった〜…。
なんか、ヅカだけじゃなく、これからいろいろ行動しよう。心も癒されるし、辛かったことも遠い記憶にすることができそう。頑張るぞ！
